面倒くさがりというと、ネガティブなイメージの言葉に感じることが多いのではないでしょうか?
ちなみに英語だと何と言うか調べてみても、troublesome(問題起こす)とか、lazy(怠け者)のような意味の言葉が出てきます。

私も、どちらかというと面倒くさがりな方です。
でも最近、面倒くさがりの人の良さを知りました。
面倒くさがりの人は、もっと楽にしたい、もっと良くしたいの理想像や、改善策を無意識に考えている人のようです。
これを聞いた時、自分にも確かに思い当たることがいくつかありました。
例えば新しい仕事を始める時、、、
最初は教えてもらった通りにやります。でもやりながら常に、このやり方より早く終わる方法あるんじゃないか?と頭の中で常に考えています。で、他にもっと効率的なやり方あったら、悔しい感覚です。
また、プライベートで飲食店に行った際、お店の人の手際が悪く、なかなかスムーズに提供されないなと思うことがありました。そんな時、、、
モーニングで、朝食セットもあるのに、ほとんどの人が朝食セット以外のものを頼んでいる。セットを設けるのは効率よく提供するためなのに、意味をなしてない。いっそ朝のメニューは絞った方がスムーズに進むし、お客さん待たせないで済むのでは?
・・・などとお店の仕組みについていろいろ考えてしまいます。
面倒くさがりは、同じことをやるのであれば、いかに楽に出来るかを考えている人ではないでしょうか?
面倒くさがりの人の長所は、仕事での業務改善に活かすことが出来るのはないかと感じます。例えばこのような感じです。
例① 雑多な書類整理
あー、書類整理が面倒くさい
↓
この書類ホントにファイリング必要なの?
↓
電子データで社内サーバーに保管しておけば十分では?
↓
電子データに変更。社内工数とペーパーレスに貢献
例② 過去の遺物的な業務
この業務って、引き継いでずっとやってるけどホントに必要なの?
↓
社内に確認。実は、誰も必要としていない形骸化した業務と判明
↓
前任者はなんとなくやっていたが、すでに意味のない業務だった
↓
業務の廃止。業務工数を削減する
例③ 段取り悪い会議
いつもこの会議、時間オーバーするし、明らかに段取り不足
↓
会議後の業務にも支障きたすし、残業したくないから、どうにかしたい
↓
事前の打ち合わせ目的の設定と、資料共有、ファシリテーターを設置
↓
時間内に終わる仕組みを構築。
もちろん、社内がこの提案をオープンに聞き入れる環境がなければ、難しいでしょう。
せっかく提案しても、聞き入れてもらえないことが続けば、もういいかと声を上げることを諦めてしまうかもしれません。
もし、社内の業務を改善していきたいという考えがあれば、面倒くさがり屋だと思っていた人が、実は本領を発揮してくれるかもしれません。
早く、楽に終わらせたいというのは、悪いように聞こえますが、実は良い面として捉えられるという話でした。
コメント