外国人と一緒に働く時に注意したいこと知っていますか?

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「外国人と働くコミュニケーション」セミナーを実施しました

横浜の異業種交流会「横浜サムライの会」にて、「外国人と働くコミュニケーション」セミナーを実施しました。

これまでは外国の人と働くと言えば、海外に行って仕事をすることを想定することが多かったのではないでしょうか?

在日外国人も年々増加し、2025年内には400万人を突破すると推測されています。またインバウンドで日本に旅行に来る方たちも増えてきています。

今後、日本にいながらでも、仕事で外国人の人たちとコミュニケーションが必要な場面は増えてきます。

在日外国人と働く際のコミュニケーションのコツと、もし海外に出ていき海外の会社と仕事をすることになった場合のコミュニケーションのコツについてセミナーをしました。

英語を話せる人ばかりではない

海外の人たちとのコミュニケーションと言うと、英語を話すことを考える人が多いのではないでしょうか?

ただ実際には、日本に住んでいる外国人で英語が理解できる人は全員ではありません。

国立国語研究所が、在日外国人の日常生活に困らない言語を調査したところ、日本語63%、英語44%の割合で日本語が分かるとした人が多い結果となっています。

ただし日本語でも、私たち日本人が話している通りに話すと難しすぎて混乱を招くことも。

という訳で、「やさしい日本語」を在日外国人とコミュニケーションする場合には使うことが推奨されています。

やさしい日本語とは?

日本語を母語としない外国人にも分かりやすく伝えるために、 言葉や表現を工夫した日本語のことです。

例えばこんなことに注意しましょう。

(1)簡単な言葉を使う

日本語の単語・文章をできるだけ分かりやすく、シンプルに変換します。

例:「負傷」→「けが」、「避難」→「逃げる」

例:「本日の業務は終了しました」→「今日の仕事は終わりました」

(2)文を短くする

一つの文には一つの情報だけにします。

句読点の「、」がたくさんつくような日本語の会話は外国人の人たちにはかなり難しいです。

(3)難しい表現や敬語を避ける

日本では仕事で敬語を使うのがマナーですが、外国人の人たちにはかなり難しい表現ですので使わない方がやさしい言葉になります。

シンプル・直接的な言い方にしましょう。

「~していただく」「~しなければならない」    ⇒「~してください」「~しましょう」

海外の会社・お客様と仕事をすることになったら

新たに海外事業を展開することになり、海外の会社・お客様と仕事をすることになった際も、やはり日本の会社との取引とは違うコミュニケーションのコツがあります。

例えば、海外の取引先への訪問。

日本の会社だと、「ちょっと近くに来たのでご挨拶でも」と訪問することはよくあります。ただし、海外の会社はこれを嫌います。

目的を持って会うことが当たり前とされているからです。

また商談で「持ち帰って検討します」も日本の会社同士ではよくありますが、その場で結論を出すことを求める会社もよくあります。

そういったマナーを知らないでいると、日本の会社同士では問題なかったものが、失礼な会社に見えてしまう可能性もでてきます。場合によっては、取引を継続できないこともあり得ます。

セミナーを実施しています

これまで海外営業として16年、海外ビジネスには20年余り関わってきました。

また現在は日本に住む地域の外国人と関わったり、一緒に仕事もしてきています。

海外の人・会社と関わる日本企業に向けたセミナーを各種実施しています。ご興味ある方は、ぜひお問い合わせください。

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