海外に製品を販売し、決済方法が銀行送金だった場合、取引先にこちらの振込先銀行の情報を教える必要があります。
日本の会社間の取引でも、同様に振り込み銀行の情報を確認した上で、自社の取引銀行から送金手続きをすると思います。
海外から送金してもらう場合、銀行のSWIFTコードも教える必要があります。伝えていないと、取引先から確認が来ることもあります。
SWIFTコードとは何でしょうか?
SWIFTとは、世界の銀行間の送金、決済に関するメッセージのやり取りを行う国際決済システムです。国際間取引を行う銀行は、通常このシステムを利用して国際送金・決済を行っています。
SWIFTのシステムでは、各銀行に銀行を特定するコードを割り振っています。これが、SWIFTコードです。コードは8桁または11桁のアルファベットと数字で構成されています。
相手は現地の銀行から、こちらに国際送金処理を行います。現地の銀行は、こちらの銀行のSWIFTコードを把握することで、こちらに送金処理をすることが出来ます。
SWIFTコードは各銀行が持っていますので、分からない時は、取引先の銀行に確認します。
確認の上で、下記情報を伝えます。Invoice(インボイス)に載せておいてもよいでしょう。
海外取引先が必要な銀行情報(例)
Bank(銀行名):Tokyo Bank
Branch(支店):Kanagawa branch
Account number(口座番号): 1234567
SWIFT Code : ABCDEFGH
ロシアのウクライナ侵攻により、ロシアの金融機関をSWIFTから排除するような声が出ているそうです。
これが実現すれば、ロシアが外国とのお金のやり取りに大きな支障が出るので、ロシアへの経済制裁になります。SWIFTが貿易に関りがあることが分かる例だと思います。
以上、お役に立てれば幸いです。
コメント