海外のお客様に輸出した商品の現地での関税を払うのは誰ですか?

関税輸出ビジネス

アメリカ大統領にトランプ氏が就任し、最近「関税」という言葉を聞くことが増えました。中国やメキシコ・カナダからアメリカへの輸入品に対する関税を上げると言っています。

日本にも影響が出てくる可能性があるとかないとかで、ニュースでも時々耳にします。

関税は誰が支払うものですか?

関税を払うのは輸入者です。

条件により輸出者が支払うこともありますが、基本的には輸入者が商品の輸入通関時に税金として国に納めることになります。

じゃあ、輸出者には関係ないのかなと思うかもしれません。

でも輸入者が支払った関税は、商品のコストとして価格に上乗せされていきます。

関税が高くなれば上乗せ額が増えますので、商品価格高くなります。

輸出されてくる国によっても関税は変わる

関税率は輸出国によって変わります。同じ商品でもどこの国から輸入されたかによって関税率が変わってきます。

同じ商品でも違う国から仕入れた方が関税率が低いのであれば、他の国から輸入しようということにもなりかねません。または輸入はやめて、自分の国で作ろうとなることも。

ということで輸出国側にとっても輸入する国の関税は無視できないものなのです。自分たちではどうしようもできないことですが、海外販売する上で頭には置いておきたいことです。

基本的に輸入者が支払う関税ですが、契約条件で輸出者側が支払うことも可能です。

海外のお客様が輸入手配する時の注意点

FedexやDHLなどの国際運送業者を使う場合、出荷手配する際にどちらが負担するのかを選択すると、出荷書類にも下記のように反映されます。

Dutiesが関税、Taxesは消費税になります。

Exporterは輸出者、Consigneeコンサイニーは輸入者(受取者)です。この場合は輸出者が支払うと選択されています。

国際運送会社を使う場合、海外のお客様(輸入者)が日本の集荷から現地への発送までの手配をすることが可能です。

現地側での出荷手配の際、上記のように関税&消費税負担を輸出者と選択してくることがあります。

こちら輸出者が払うという条件であれば問題ありませんが、違う場合間違いですので、訂正してもらうようにしましょう。

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