世界は思い込みにあふれ、自分も例外ではない。ファクトフルネスを読んで

海外につながるおススメ本

ベストセラー本。ようやく読みました。

自分思い込みだらけだな、と感じさせてくれる本でした。

この本では、世の中の一部分だけ切り取ってみるのではなく、多面的に、そして数字をもとに「事実に基づく世界を見ること」の大切さを語っています。ファクトフルネスの意味の元です。

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海外とずっと仕事で関わってきた自分は、世の中の人より、世界のことを知っていると思っていました。でも、この本読んで、自分は思い込みだらけで、他の人と変わらないことが分かりました。

こんなところが印象的だった

お金のある国とない国で分断されているという思い込み

世界は、お金のある国、ない国の2極化ではなく、人口でグラフにした場合、実際はなだらかな山を描くような形であり、2極ではなくレベルを4つに分けて考えていました。

昔、社会の授業で習ったころは、人口構成のグラフは、ラクダのこぶのようだったかもしれません。でも、それぞれの国が少しずつ成長してきてるってことですね。

レベル1は最貧国と言われるような、私たちが貧しい国の人たちを考えた時に出てくるようなイメージです。レベル4は欧米や、日本のようにすでに豊かな生活を送っている人たちです。

レベル1の人がいきなりレベル4に上がることはありませんが、これまでの何十年の間に、レベル2、3と少しずつ上がってきています。そして現在もそれは継続していることが分かります。

自分の過去のイメージが、いかにアップデートされていないことが分かりました。

15年ほど前、出張に行ったインドで、今でも覚えているのは、道路端の溝のようなところで暮らしている子どもを見たことです。

また、自分が宿泊した豪華なホテルの真横が、広大なスラム街だったことも・・・

こういった記憶は、自分の思っていた通りのインドだったからか、よく覚えているんです。

これとは別に、街中のカフェで、自分たちと同じように友人たちと談笑しながら、ノートPC操作している現地の裕福そうな人たちも見ていたのに。

もちろんレベル1の人は今もいるけれども、ずっと同じところにいるわけではないということが、思い込みが外れたポイントでした。

世界は悪くなっているという思い込み

日々目にするニュースは、ネガティブなものにあふれています。それは、われわれがそういったものを求めているからという側面があるからです。

平和なニュースばかりだったら、なんとなく物足りないなぁと思うでしょう。

でも、実際はその刺激的なニュースは、世の中のほんのわずかなことだと思わないといけないことや、数字で見れば、それほど恐れることではないことが分かるということも説いています。

例えば航空機事故、映像を目にすると悲惨な光景で、人によっては乗りたくないとすら思っている人もいるでしょう。

でも、実際の発生件数、亡くなった人たちを数字で見れば、他の交通手段よりははるかに低い数字ですし、過去に比べて、安全技術の向上で減ってきています。ほぼないといってもいいくらいのレベルです。

悪いニュースを目にすると、思考停止で悪い方向に考えてしまいます。

もちろん事実としては悲しいけれど、そんなによく起きていることなのか、なぜこのニュースだけが大きく扱われるのかなどを考えることが必要だと思いました。

これからは欧米ではなくアジア・アフリカの時代

人口構成の推移で言っても、アジア・アフリカ地域の人口は、他の地域より増えており、その国の人たちの所得レベルも向上しています。

レベル1の人が購買層になることは難しいが、レベル2、3になってくれば、ものによっては市場購買力も出てきます。レベル4で、現在欧米にいる人たち、要はこれからそんなに増えない人たちにばかりフォーカスするのではなく、そういったアジア・アフリカ地域の人たちに目を向けていくことが大事だということも言っています。

これは、人口減少していく日本もこれからの生き残りを考える上で、海外に市場拡大していくことを考えるうえで、参考になる考えだと思いました。

世界だけじゃなく、日本だってそうだ

この本は、世界のいろんな思い込みを、数字や事実で正していくことの大切さを説いています。

ただこれって、世界だけではなく、日本国内だけでもきっと同じだろうなと思います。

アンコンシャス・バイアス・・・つまり無意識の思い込みが人は強いからです。

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性差による役割の思い込みや、自分の中の常識からくる思い込みなど。

それを思い込みだと認識するのさえ、難しいこともありますが、何かの情報・ニュースに対してそのまま受け取るのではなく、それは本当だろうか?と疑ってみることから、こういった思い込みは減っていくのかなと感じました。

今回の本のような知見を入れながら、凝り固まったマインドにならないでいることが大事だなと思いました。

最後に

この本が発刊されたのは2019年1月。

文中には、心配すべき5つのグローバルリスクの1つとして、最初に感染症の世界的な流行をあげていました。

2021年の今読むと、新型コロナはある意味予測されたリスクであったことが分かります。

スペインかぜが約100年前に流行ってことを考えると、定期的にこういった感染症リスクは、大地震などの自然災害や、リーマンショックの時のような金融危機と同じように起きうるのかもしれません。

こちらはYoutubeの動画です。本はなかなかボリュームあるので、まずはこちらから見てみてもいいかもしれません。チャーミングなハンスさんのプレゼンが好きです。

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