海外出張中に荷物がなくなった!ロストバゲージから学んだこと

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海外でアクシデントはつきものです。

ロストバゲージもその中の1つではないでしょうか?

英語ではlost luggageと言いますが、飛行機に乗る際に預けていた荷物がなくなってしまうことです。

遠路はるばる到着し、あとは荷物を受け取って目的地に向かうだけの時に起きるやつのことです。

これ、結構ショックです。疲れた体にむち打つようです・・

私も、出張中にこのロストバゲージを経験したことがありました。

今回は経験談と、その経験から学んだことを共有します。

起きた状況

ドイツに出張に行く際に起こりました。展示会が目的でした。

ドイツ直行便が満席で取れなかったため、フランス・パリ経由の便となりました。(フランス系某社利用)

いつも出張にはスーツケースを預け入れしており、今回も預け入れていました。

ドイツの空港に到着し、ターンテーブルで荷物を待っていましたが、出てきませんでした。
一緒だった上司のスーツケースは出てきましたが、私のスーツケースはいつまで経っても出てきません。

荷物待ちをしている人も少なくなり、嫌な予感がしてきました・・・(汗)

航空会社のスタッフに確認してもらったところ、案の定、私の荷物は到着していませんでした。

経由のフランス・パリで積み替えが出来なかったとのことでした。
本日、到着する便はもうないので、荷物が来るのは明日以降だと言われました。

ロストバゲージというのは最悪の場合、どこに行ってしまったのか分からなくなってしまうので、私の場合、まだどこにあるか確認できただけでもマシな方だったでしょう。

疲労の中、ショックでしたが、滞在先と連絡先を残し、空港を後にしました。

この時は、明日には着くからという気持ちでいました。そうはいかなかったんですが・・・

空港風景

困ったこと

パソコン等の仕事道具は、手荷物として持っていましたが、それ以外の荷物はほとんどスーツケースの中でした。そのため、困ったのは特に下記でした。

  • 歯磨きセット
    ・日本のホテルとは違い、海外のホテルはアメニティがほとんどありません。特に欧米のホテルはないと思った方がよいです。アジアでは置いてあるホテルもあります。
    歯磨きセットがなかったのですが、到着が夜で周囲の店もやっていなかったので、歯磨きせずその晩は寝ました。指で少し磨きましたが、歯を磨けず寝るのはやはり嫌でした。
  • 下着類
    ・ホテル到着後シャワーは浴びたものの、やはり下着を替えられないので、サッパリしません。ちなみにパジャマも海外ホテルには寝巻が置いていないので、持参していましたがスーツケースの中だったので、その日の服のまま寝ました。

やはり翌日の仕事のためにも、スッキリしておきたかったです。

ここからの教訓:

これらのアイテムは、この出来事をきっかけに、手荷物に入れるようになりました。(下着は1日分)日本からの直行便の場合は、さすがに日本で積み忘れは起きないと思っているのでしていないですが、経由便の場合はするようになりました。

仕事への影響

この時の出張の目的は、現地展示会の出展でした。

現地の会社で出展してもらっている中の、一部分を借りた形だったため、準備はすでに終わっており、到着翌日が展示会の開始日でした。

展示会にはスーツで行く予定でしたが、ないので、そのまま前日の移動用のカジュアルな服を着ていきました。

個人的にジーンズは恥ずかしかったです。ただ、海外の展示会は、日本の展示会に比べるとラフな格好でブースに立っている人もいるので、すごく浮くということはありませんでした。

展示会ではなく、顧客訪問だったらもっと困っただろうなと思いました。

一緒に出展した、現地の会社の人たちも、状況を聞いて同情してくれ、自分の身に過去起こったロストバゲージ事件の話をしてくれたりしました。

スーツケース、なかなか帰ってこない

到着翌日には、戻ってくるだろうと思っていましたが、実は戻ってきませんでした。

たった1区間なので、ただ載せればいいだけの話かと思っていましたが、なぜか翌日も荷物が到着したとの連絡はありませんでした。

なんで・・・???

理解できませんでした。理由も結局よく分かりませんでした。
展示会に一緒にいた現地会社の人も心配してくれて、何回か航空会社に連絡してくれましたが、結局2~3日戻ってきませんでした。

最後の方は、もう一生返ってこないんじゃないかと、1人落ち込んでいました。

荷物が戻ってこないことで、必要になったものを購入した場合は、航空会社に費用を請求することが可能です。たぶん限度はあると思いますが。

私の場合も、到着翌日、展示会が終わった後に買い物に行き、取り急ぎ必要な洗面用品、下着、服などを買いました。

現地会社の人も一緒について来てくれました。店の服のサイズが大きすぎて、自分に合うのがなかなか見つからず困っていた時に、キッズ服コーナーに連れて行ってくれたのは、ちょっと笑える思い出です。

スーツケースが戻ってきた!

この時の出張は、期間短かったため、戻ってきたのは帰国の前日でした。
最後はホテルまで届けてもらいましたが、その前にちょっとした余談がありました。

日本にいる夫から電話がかかってきて、荷物届いたらしいよーと連絡がありました。
夫にはすでに荷物届いていないことを連絡(グチ)してありました。

ドイツの現地空港のスタッフから、夫に電話があり、私が今どこにいるのかを聞かれたそうです。しかも日本、真夜中に。。。

現地空港で、滞在先と連絡先を伝えてあったのですが、向こう側で情報共有がされていなかったようです。スーツケースが空港に届いた際、どこに届けるんだ!?となっていたようです。

この時役立ったのが、スーツケースにつけてあった荷物タグでした。

いつもはセキュリティ的につけないのですが、今回は、預け入れ前に航空会社のスタッフにつけるように言われ、自宅住所と家の電話番号を記入してつけてありました。

空港のスタッフが、それを見つけて日本に電話したようです。

私はこの頃、出張に行く際にも行く場所、期間は伝えていましたが、詳しいスケジュールは夫に共有していませんでした。携帯電話あれば、連絡できると思っていたので。

夫は、私がドイツに行っていることは知っていたものの、どこに泊まっているかまでは知りませんでした。そのため知らないと伝えたところ、何で知らないんだ?と言われた模様。

それで、電話を切った後、私に空港に連絡するように伝えてきたという次第でした。

まぁ、そんなこんなを経て、無事荷物は戻ってきました。

ここからの教訓:

日本にいる家族といくら連絡がしやすくなったとは言え、やはり滞在先・スケジュールは共有しておいた方がいい。万が一の事態に備えて。

無事、帰りました

帰りも同じく経由便でしたが、帰りは無事にスーツケースも一緒に帰りました。

必要なものを買った費用も請求し、ちゃんと振り込まれました。

いろいろ教訓ありましたが、あれ以降ロストバゲージには遭遇していません。

ないのがもちろん一番ですよね。やっぱり、いろいろ影響があるので。
一番いいのは、預け入れしないでいい範囲の持ち物だけで出かけることかなぁと思います。

結構前に起きたこととは言え、いろいろ覚えていて、今も活かしている教訓がある出来事でした。

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