海外の人たちと働くことで知ったいろいろな休み方。日本との違いとは

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海外ビジネスをすることは、ビジネスの可能性を広げることにつながります。また、英語や外国語が得意であれば、その能力を活かすことが出来るといった良さがあります。

それに加えて、海外の人たちと一緒に働くことで、自分とは違う文化・価値観を知ることができ、自身の考え方にも影響をもらうことが出来ます。

これまで海外営業として仕事をしてきて、よかったと思う部分の1つです。

いろんな価値観を知ることで、自分が狭い考え方を持っていることに気づかされたり、新しい考え方を得られたりします。

仕事のことだけに限りませんが、特に、働き方に関しては、いろいろな気づきを与えてもらいました。

昔働いていた会社のドイツの取引先の担当者は、毎年1ヶ月程度休暇を取っていました。最初は知らなかったので、気づいたときは休みに入っていて、メールの自動返信で気づきました。

ちゃんと代わりの人(バックアップ)はいるんですが、細かい部分はその人と話さないと伝わらないんです。結局休み明けを待ちましたが、結構なんとかなります。

休み中は、メールも見ていない人がほとんどで、かなり徹底しています。自分だったら、休み中でもメールチェックしたくなりそうです。

ただ、みんな同じように休暇を取得しているし、これでちゃんと会社はまわっているんです。

ドイツだけでなく、フランスなどヨーロッパの他の国でも、国の法律で労働者の休暇が守られているんですよね。なので、1ヶ月毎年休めて、GDPも上位国にいるのなら、日本で働くより全然いいじゃないか?と当時は強く思っていました。

また、昔知り合ったシンガポールの友人は、1年の最初に有給休暇が発生したら、すぐに全部まとめて休暇を取得していました。毎年1ヶ月ほど海外に遊びに行くためです。

日本だったら、まず1ヶ月まとめて有給休暇を取るのは難しいし、有給休暇は病欠のために取っておくなんて人もいたりします。会社員で、そんな休み方出来る人はなかなかいないと思います。

友人は、休みはそんな形でかなり大胆に過ごしながら、会社では管理職として、かなり仕事にもコミットしている人でした。

そういうのを見てくると、日本人の働き方、休み方ってなんだろうなと思っていました。

日本だと、ちゃんと毎日休まず会社に来る、残業をしてまで仕事を終わらせるのが当たり前にあります。

残業している人がなんだか偉い雰囲気、そうじゃない人は肩身が狭い、、、といった価値観も、特に上の世代には色濃く残っているように思います。

働き改革で、会社的には残業削減・有給休暇消化の推奨を進めているように感じます。

ただ、実際の有給休暇の消化率は相変わらず低いままのようです。同調圧力が強いため、周りの人に気を使って休めない、なんて人が多いのでは?と思います。

その割に、海外から見ると生産性低いと言われているのも、なんだか悲しいところです。

日本でこういう話をすると、海外かぶれだとか、日本が嫌なら他の国に行けばいいという論調になってしまうところがあります。

ただこれからの日本を考えた時、仕事の生産性を上げて、なおかつ個人が仕事以外も充実させていけるようにすることが、日本国内だけで生きていくにしても、すごく大事なことに感じています。

生産性が悪くても、ここまで豊かでいられたということは、生産性を上げれば、もっとよくなるんじゃないの日本?とも考えたりもします。

私が、海外とビジネスしたい人たちを支援するのは、そういった新たな価値観を知る人が増えてほしいこともあったりします。

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