海外営業として取引先との通訳をした時、困ったパターンと対応方法

海外ビジネスあれこれ

海外営業は基本、自分で海外取引先と英語で交渉することが多いです。

ただし社内の橋渡し役として、時には上司や他部署の人たちの通訳の役割をすることもあります。

英語が全く理解できない人であれば、私の通訳した内容にそのまま答えてくれるので、ある意味楽でした。ただ、こんなパターンの時は、結構大変でした。

パターン① 相手が言ってることは、何となく理解できるが、自分では上手に表現できない。

相手が話すことは何となく理解できる。でも、自分で挨拶以上の表現をすることが苦手パターン。

この場合、一番困るのは、何となく聞こえた言葉尻を捉えて、勘違いの答えを言い、それの通訳をするように言われることでした。

そのまま訳してしまうと、間違いなく相手の欲しい回答にはならない、でも本人は、なんとなく自分は英語を理解できるという自意識(?)があるので、「理解間違ってますよ」とも言えない。

こういう時は、通訳する前に、自分から勘違いした本人に何回か質問をすることで、相手が欲しいだろうという回答を引き出すという手間を入れていました。

あとは海外営業担当としては、こう思うけどどうですか?と、ただの通訳ではなく、担当者としての意見を言うことで、対応したりもしていました。

パターン② 自分が基本しゃべりたいが、分からなくなると頼ってくる

なんとなく英語を話すことは出来、専門領域のことは自分で説明したいという、コミュニケーションへの意思が強い。でも、上手く説明できなくなってくると、こちらに通訳を振ってくるパターン。

自分で話してくれるからとこちらが油断していると、いきなり振ってきて、かなり焦りました。

これはひとえに事前の情報共有不足ということもありますが、大抵、内容は技術的な専門分野だったりして、日本語で説明されても分からない内容です。

こういう場合は、分かる範囲でしか出来ないので、重要な内容でなければ、話題変えるしかありませんでした。それか、何かデータとか写真とか視覚的に説明できる資料を持っていれば、それを見てもらうことで、なるべく言葉での説明を減らすです。


海外営業としての通訳だと、ただ言われたこと・聞いたことをそのまま訳すというよりは、自分の立場も踏まえた上で話をするということになることも多いです。

時には社内関係者の発言内容に、これは相手に言ったらまずいだろうと思いながら、でも仕方なく話さざるを得ないので、出来るだけ話し方を工夫していました。

例えば、話し方のトーンを落としたり、内容のベースは変えないけれど、言い方を工夫するなど。

正直、意味が理解できない言葉であっても、相手の話し方のトーンで何となくどんな雰囲気の話をしているのかは分かってしまうものですが、そのまま伝えることだけはしないように心がけています。

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