日本以外の海外に販売したいと考えた時、『どこの国・地域で販売するか』を決めることが必要になります。
ひと言で海外と言っても世界は広いです。世界には196か国あります。(2022年3月現在)そんなにあるんですね。
日本で販売をするにしても、日本独自の商習慣があったり、文化があります。そこに暮らす私たちの暮らし、嗜好も長い歴史や社会の成り立ちから作られています。
・・・ということは、海外のそれぞれの国も同じで、それぞれ全く違うということです。そしてすべての国をカバーすることは当然出来ません。
海外で販売できるようになるのには時間がかかります。そのために、どこの国・地域で販売するかを決める・絞ることが必要になってきます。
なかなか国・地域を選ぶのは難しいですが、いったんどこかに決めて販売活動をします。もしやっていく中で、他の国・地域も選択肢に入ってきたら、変更または追加する形で活動していくことになります。
どういった形で、販売し始めることが多いかをまとめてみました。
引き合いがあったことをきっかけに始める
ホームページに購入の問い合わせが来た、または展示会(オンライン)などで引き合いがあった客先がいる国から販売を始めるやり方です。
販売実績が出来るため、取っ掛かりを作ることが出来ます。
現地に知り合いがいたことから始める
現地に知り合いがいて、取扱いに興味を持ってくれている場合です。現地の人はもちろんですが、現地に長年住む日本人が考えられます。現地にコネクションがあり、現地事情をよく知っていることが多いため、現地の状況を把握することがしやすかったりします。
本格的に調査をして始める
まったく、どこに販売するかアテがない場合、リサーチ会社の調査サービスを利用したりしながら、どこで販売していくかを決めます。
こういった時は、JETROなどの公的機関の支援サービスを利用したりすることも出来ます。
コロナ発生前であれば、現地に出向いて、情報を収集するというのがメジャーな方法でした。
やはり、現地の人の生の声を知ることが、海外販売でも大切になります。
ただ、今は現地に赴くことが出来ません。そのため、SNSやネットを利用して現地の情報を収集するというのが1つの方法になるのではないかと思います。
また、その国ごとのベースの価値観を知るという意味では、書籍などで国ごとの文化、習慣、国民性を知るというのも1つのヒントにはなるのではないでしょうか。
いずれ以前のような販売活動が出来る時までに備えて、今から出来ることから準備はしておきたいですね。

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