カレンダーウィークって知っていますか?日本では使わない週の数え方

輸出ビジネス
スポンサーリンク

昔、ドイツの会社と仕事をしていた時、スケジュールの連絡がメールで来た際、下記のように言われることがありました。

We are available for the meeting during CW33.
(CW33の間であれば、会議出来ますよ)

最初CWって何?と思ったんですが、カレンダーウィーク(Calendar Week)の略称でした。

週に番号がついている

カレンダーウィークは、海外で使うことが多い週の数え方です。

毎年1月からを起点とし、最初の週がCW1で始まり、翌週はCW2、翌々週はCW3…と続きます。

1年は52または53週ありますので、CW52またはCW53で終わります。

日本だと、月曜日の日付で、例えば1/4の週(1月4日が月曜日の場合)などと言うことが多いかと思います。海外と仕事をしていると、カレンダーウィークで言われることが多いです。

慣れれば、誤解も少なく分かりやすい数え方だなと思います。

どんな時に使う?

モノを売る仕事をしていた時は、圧倒的に納期の連絡に使うことが多かったです。はっきりとした出荷日を連絡できない時など、この週のどこかで出荷するよという連絡をする時に使っていました。

また、ミーティングの設定などにも使うことも多かったです。

反対に、向こうからは休暇時期の連絡に言われることもありました。ドイツなどのヨーロッパだと、週単位、月単位で休暇を取るのは珍しいことではないので、どの週いないよの時に使われることも。

日本で週単位の休みはなかなか取れるものではないので、うらやましいなと思っていました。

どこでチェックすればいいのか?

日本のカレンダーだと、このカレンダーウィークの表記がされているのを見ることは少ないかと思います。私も、いままで見たことありません。

毎回調べるのは面倒なので、ぱっと見られるところにあった方が、仕事もやりやすいです。

ヨーロッパと仕事をすることが多かった時は、日本の外資系企業が配っているカレンダーにこの記載があったので、これを毎年入手し、仕事で使うようにしていました。

そういったカレンダーが入手するのが難しい場合は、ネット情報をブックマークしておくなどするのがいいのかなと感じます。または、カレンダーに手書きで最初に書き込んでしまっておくというのも手かもしれません。

カレンダー
アナログですが、紙のカレンダーに書き込んでおくのも手です

どうやら、カレンダーウィークには3種類あるらしい

私が仕事で使っていたのは、ヨーロッパ式のものでした。相手もヨーロッパの会社でした。

ただし、この週に番号をつけるやり方はアメリカ式、ヨーロッパ式、イスラム式の3種類あるらしいことを最近知りました。

アメリカ式だと日曜が週の始まりで、ヨーロッパ式だと月曜が週の始まりだったり、1年の起点の考え方が違っていたりするなどあるようです。

そのため、どこの国の人と仕事をするかによって変わってきますので、その辺りは注意しておく必要があります。場合によっては週の後に日付期間を入れることで、相手と同じ認識をしているか確認しておいた方がいいでしょう。

例) 2022年のカレンダーウィーク
アメリカ式: CW2 (Jan2nd to 8th)
ヨーロッパ式: CW2 (Jan10th to 16th)

また、カレンダーウィークの言い方をしてこない人もいますので、その場合は、必ずしも使う必要はないです。こっちも慣れていないので。

これまでの経験上、アメリカ、アジアの人は、あまりカレンダーウィークを言ってくる人はおらず、ヨーロッパの人が使う傾向が高い印象です。

海外と仕事をする上で、相手によってはよく使うこともありますので、参考になれば幸いです。

初めて輸出取引をすることになった方へ
初めて輸出取引をするようになったが、どのように進めていけばいいのか分からない。どんなことに気を付ければいいのか? そんな方へ、輸出取引を行うために必要なステップについて分かるハンドブックを提供しています。
輸出ビジネス海外ビジネス
スポンサーリンク
クラロホームをフォローする
クラロホーム 小さな会社の海外販売をサポート

コメント