先日、地域の日本語ボランティア養成講座に出席していました。
地域に住んでいる外国人の背景や、日本語をボランティアとして教えるための心得・コツなどを教わりました。
今年に入って、日本語ボランティアを始めましたが、教えるのは初めてで、これでいいのかなぁとボランティアする度に思っていました。
当たり前のように日本語を話せる私たちにとって、日本語を教えるのは簡単そうでいて、難しいです。
今回の講座では、ボランティアは日本語教師ではないので、普段の生活が少しでも快適に送れるように、寄りそう気持ちが大切なことを教わりました。
またいわゆる英語教育で私たちが受けてきたような指導が必要ではないことが分かり、ちょっとほっとしました。
この講座中に、コミュニケーションツールとして教えてもらった音声翻訳アプリがなかなかすごかったので、紹介します。
音声翻訳アプリ
講座の中で、コミュニケーションを取るツールとして、音声翻訳アプリを教えてもらいました。
試してみて、なかなか優秀だと思ったので紹介します。
多言語音声翻訳アプリ<ボイストラ>
なんと・・国が開発したアプリです。
VoiceTra(ボイストラ)とは…
Voicetraホームページより
話しかけると外国語に翻訳してくれる音声翻訳アプリです。
翻訳できる言語は31言語で、ダウンロード、ご利用もすべて無料です。
国の研究機関によって開発された音声翻訳技術を使ったアプリです。
試験的に提供されているサービスのようですが、有名なポケトークにもこちらの技術が活用されています。
試してみました
日本語で話し、英語に訳してもらう。
1番上が自分が発音した言葉です。2番目で英語に訳されています。
3番目は「食べたいものは」で正しく助詞を付け足しているようです。
英語で話し、日本語に訳してもらう
1番上が自分が発音した言葉です。2番目で日本語に訳されています。
3番目で「Do you」の代わりに「Could you」で丁寧な文法に直していますね。
他の言語で話してみる
スペイン語を昔、少し習っていたので、つたないスペイン語で話してみました。
簡単な言葉だったので、すんなり訳してくれてよかったです。
翻訳内容を見ても、ちゃんと翻訳されているし、ネイティブじゃない人の言葉もちゃんと拾ってくれそうです。
なお、31か国語に対応していますが、一部の言語は音声入力には対応しておらず、テキスト入力のみ対応です。
例えばポルトガル語の場合、日本語で音声入力しても、文字でポルトガル語に変換しますが、音声での発話はされません。ポルトガル語からだと、文字で入力したものが、日本語に文字で変換されます。
ただ、メジャー言語は音声翻訳カバーされています。
コミュニケーションの可能性が広まりそう
今までこういったツールは知っていたものの、使ってみたことがありませんでした。
今回試してみて、思った以上に優秀で、「あ、これ今後使ってみたい」と思いました。
旅行は、これがあれば十分な気がします。
仕事の商談は、長い会話になってきた場合は、スピード感に欠けてしまうので、難しいかもしれません。
ただし、簡単な会話であれば、これで十分なので、日本でも工場などの簡単な指示・お願いなどをする場面に使えるだろうと感じました。
英会話力を身につけるのは、通じるようになっていく過程を楽しんだり、やはり自分で伝えるようになりたい!という気持ちだと感じます。そんな中で、上達していく楽しさがあったりします。私は、特にどうやったら伝わるだろうと試行錯誤するのが好きだったりします。
ただ、こういったツールは、そもそも「話せない、無理!」と感じている人たちでも、コミュニケーションの壁を壊し、世界を広げるチャンスになると思います。
興味を持った方、無料ですので試してみていただければと思います。
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